【農家様向け】クレジット創出の流れ
カーボンクレジットの対象
農作業の一過程を環境によい方法(温室効果ガスの削減につながる方法)に変えることで、温室効果ガスの削減分をクレジット化することができます。
ただ、環境によければ何でもよいというわけではなく、クレジット化できる方法は定められています。
国が運営しているJ-クレジット制度 においては、71の方法が認められています(2023年4月時点)。
その中で、農家さんと親和性が高いものは以下になります。
水稲栽培において、田んぼの中干し期間を延長することにより排出されるメタンの量を削減する。
農地にバイオ炭を施用することで、炭素を土壌に貯留する。
施設園芸において、加温機などの燃料を木質ペレットに変更し、CO2の排出量を削減する。
施設園芸において、炭酸ガス施用システム(排気ガス等からCO2 を回収し施用するシステム)を導入することで、CO2の排出量を削減する。
トラクターや軽トラなどの燃料をバイオディーゼルに変更することで、CO2の排出量を削減する。
太陽光発電を導入し、発電した電力を自家消費することにより、系統電力等を代替する。
畜産農家において、排せつ物の管理方法を変更することによりメタンや亜酸化窒素の排出量を削減する。
茶の栽培農家において、硝化抑制剤入りの化学肥料を施用することで亜酸化窒素の排出量を削減する。
上記に書かれていないものであっても、温室効果ガスの削減効果を実証することでクレジット化が可能になります。
実証支援も行っておりますので、ご連絡ください。
クレジット創出の流れ
図にすると、以下のようになります。
クレジット創出の流れ
プロジェクトの実施
クレジット化の対象となるプロジェクトの実行を支援します。
クレジット化の対象ではないが、温室効果ガスの削減効果がある場合、J-クレジット制度への方法論登録の支援も行っております。
効果の算定
プロジェクトの実施に伴う温室効果ガスの排出削減効果を我々が算定します。
第三者機関による認証
我々が算定した排出削減効果について第三者機関による認証を受けます。
クレジット発行
認証後、クレジット化を行います。
クレジットの売却支援、利用支援も行っております。
費用について
成果報酬制(クレジットの売上の10~30%※)
※クレジットの対象(方法論)によって異なります。